発光原理と殺菌機序
UVフラッシュ光は、キセノンランプの電極に高電圧を作用させ、キセノンガス放電
によって発生する強力な光(電磁波)を1秒間に5回程度の間隔で連続閃光させます。
この強力な連続閃光のスペクトル分布は広域な紫外線(200〜300nm)と近
赤外線(熱線)の2つの
ピークが特徴的で、それらが相乗的に劇的な殺
菌効果をもたらすと考
えられています。
UVフラッシュ光の
殺菌機序はUV ランプと
基本的には同じでDNA
破壊です。しかし、UV
フラッシュ光の特長は、
UV ランプが254nm の
輝線であるのに対し、U
Vフラッシュ光は最も
殺菌効果の高い265nmの波長を
含む200〜300nm
の紫外線全域が面積で
出力され効果的である
ことと、その瞬間的なエ殺菌効果波長特性曲線
ネルギー量のピーク値
がUVランプの数万倍という圧倒的な破壊力をもっています。
もう一つの近赤外線の殺菌機序は、熱線効果であり、電子顕微鏡によるUVフラッ
シュ光照射後の菌体表面の観察では、熱損耗と考えられる菌体表面の欠損や破壊が見ら
れます。 つまり、UVフラッシュ光は、UV ランプの数万倍という圧倒的な瞬間紫外線エネルギーによるDNA破壊と、近赤外線による熱線破壊という二つの相乗効果を、連続閃光と
して加えることで、カビ類(胞子)や芽胞菌などにも驚異的な殺菌効果を実現している
と考えられています。これだけの出力を持ちながら消費電力が比較的少なくて済むことも大きな特長です。 |